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この時期WC代表メンバー選出となる距離別大会が各地で開催されている。今季からオランダスケート連盟のメインスポンサーになったKPN(電話会社、いわゆるdocomoって感じ)のタイトル大会となったオランダ距離別大会。その激戦のオランダでは、ロナルド・マルダーが35秒12、35秒11と刻んで順当勝ち。1000m、1500mでは、サイモン・クィッパースが、オリンピックチャンピオンのマーク・トゥィタルトを抑えて2種目優勝。5000mでは、ボブ・デヴリスが、ヴォルター・オルデ・へーヴェルを0.45秒抑えての優勝。5000mで失格になったボブ・デヨングが、10000mで唯一12秒台をたたき出し、優勝。
女子は、マーゴ・ボアー、ラゥリーン・ヴァン・リーセンが500mで優勝を分けあい、ベテランのマリアン・ティマーが2本目転倒。1500m、3000mを制したイレーン・ヴーストを追撃する22歳の新鋭マリット・リーンストラが1000mで1位、1500m、3000mで共に2位、そして500mでも3位に食い込む大活躍、要注意です。

ノルウェーでは、ハーバード・ボッコの独壇場。全4種目(500m、1000m、1500m、5000m)を制する圧倒的な強さを見せつけた。女子は、19歳のイーダ・ニュートンが中長距離の3種目を制し、短距離を制したハンネ・ハーグランドとヘゲ・ボッコの19歳トリオで、上位スポットを独占した。ノルウェー女子も要注意!

どの国よりも一足先に、ミルウォーキーで開催された全米距離別選手権では、タッカーが35秒45、35秒29で500mを制し、シャニーが1000m、1500mでダントツの滑りを記録、5000mでは、昨季彗星のごとく現れたジョナサン・クックが自己ベストの6分22秒59をマーク、代表権を勝ち取った。女子は、元インライン組みのヘザー、ジュリアンが各種目の1位を分け合った。注目のブリタニーは、40秒77、40秒92で、4位、6位。1000mでは、1分21秒48の自己ベストを記録するも7位。

コロムナで開催されたロシア距離別の男子はベテラン勢が活躍。デミトリ・ロブコフが35秒69、35秒64で500m優勝。イェフジェニー・ラレンコフが1000mを制し、イヴァン・スコブレフが、1500m、5000mを制した。女子は、20歳のオルガ・ファッツリーナが500mを、エリーナ・ソコーヤコバが3000m、5000mを自己ベストで優勝。一方で、ベテランジュリーヤ・スココブが1000m、1500mを制した。

いよいよ今週末からWC開幕です。

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