明治北海道十勝オーヴァルの外観

帯広市が建設中の屋内スピードスケート場＝１６日、本社ヘリから（写真＝金田淳・動画＝小室泰規撮影）

　【帯広】国内二番目の屋内スピードスケート場として帯広市が帯広の森に建設中の屋内スピードスケート場について、同市は二十日午前、その命名権を売却する契約を明治乳業（東京）と結んだ。同スケート場はオープンの今年九月から二〇一四年三月まで、「明治北海道十勝オーバル」という愛称になる。

　砂川敏文市長と同社の松沢正常務が帯広市役所で契約書を取り交わした。「オーバル」は楕円（だえん）の意味で、欧米の屋内スケート場で一般に使われていることから、愛称の一部に用いられた。命名権の売却金額は年間一千万円で、契約期間の総額は四千五百八十三万円。年間の維持管理費二億一千五百万円の財源の一部に充てられる。

　同スケート場は帯広市が〇七年六月に着工し、総工費は約六十億七千万円。一周四百メートルのダブルトラックで、国内では長野市のエムウエーブに次ぐ屋内リンクになる。来年一月、世界スプリント選手権など二つの世界大会が予定されている。リンクの内側にはテニスなどができる多目的広場が併設される。

北海道新聞からの抜粋