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2008年WICの日程がほぼ決まり、チーム編成も決定。パワースライドのスポンサーチームは、スポンサーチームとしては最大の5チーム、今日その新スーツがお披露目した。

racingsuits_2008_matter.jpgマター・ウィルのチーム「Matter Inline Center World Team」をリードするのが、NZ代表のカロン(ケーロンと発音する)・ドビン。ケーロンをサポートするのが、同じNZ代表のピーター・マイケルとDJネーション。ピーター・マイケルは、昨年のWICの新人王で、6月のサンモリッツ大会では、51分09秒83という驚異的な世界新記録での優勝を成し遂げている。また、雨中でのレースとなったWIC最終戦のベルリン大会でも2位に入っている。3人のNZ代表とチームを組むのがコロンビア代表のネルソン・ガルゾーンとアンドレス・ヌノス。ネルソンは、昨季WIC初参戦で総合14位、アンドレスは、世界ジュニアではジョーィと争った選手。









racingsuits_2008_alessim.jpgイタリアをベースにしたパワースライド・アレッシ「Powerslide Alessi World
 Team」をリードするのが、昨年の世界選手権のチャンピオン、WIC総合2位となったイタリア代表のファビオ・フランコリーニ。ファビオと世界選手権でバトルを繰り広げたんのがフランス代表のヤン・ガヤデールとイタリア代表ステファノ・ガリアッゾ、マッテオ・アンビーリ、エリオ・カンクーが支える形のチーム編成。













racingsuits_2008_alessiw.jpg女子チームは、スペイン代表のサンドラ・ゴメスが、イタリア代表のジォヴァナ・ターチァレッリ、フランス代表のベテラン、ナタリー・バルボティン、そしてイタリア代表のシンジア・ポンゼッティとチームを編成する。ジォヴァナは、昨年の世界選手権で骨折したが、既に完治しており、2008年は更なる活躍が期待される。















racingsuits_2008_psphzm.jpgそして、メインは、パスカル・ブリアント率いる「Powerslide Phuzion Racing Team」は、フェリックス・リーネン、パスカル・ラマーリの両ドイツ代表、ベルギー代表のクィンテン・タスに、コロンビア代表のニコラス・ザムディオの編成。パスカル・ブリアントがアイス主体のシーズンになる故、パスカルの代わりにマーチン・マティークが参加する。















racingsuits_2008_psphzw.jpg女子チームは、ドイツ代表のベテラン、サンドラ・ヴェドゥヴィルト、ジュニアチャンピオンのサビーン・ベルグが中心になり、フランチ・ニューリング、リサ・カルゼニと全員ドイツ代表のチーム編成。


















昨年、日本代表の山本、篠塚の両選手が所属した「Timmerman-Powerslide」は、メインスポンサーのティマーマンが折りたため、新たに「SkateMill」とスポンサー契約を締結し、「Skatemill-Powerslide」として生まれ変わる。08年のWIC参戦を見送り、オランダのレース主体のチームとなった。テッド、マーク、そしてスペイン代表のローナンがチームに参加。山本の参加も期待されたが、今年は、山本、篠塚とも国内主体で9月の世界選手権を目指すことになった。
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P1060402a.JPG最終日の長野。女子1000m、男子1500m、そして女子5000m。非常に見ごたえのあったレースだった。
まず、大激戦の男子1500m。世界記録保持者のシャニー・デービスを中心に、スヴェン・クレマー、シモン・クィッパー、マーク・トゥルタルトのオランダ勢、イタリアのエンリコ・ファブリス、アメリカのチャド、トレヴァー、激戦区を制したのは、1分45秒22のリンクレコードで優勝したカナダのダニー・モリソン。シーズンWCでは、優勝がなかったが、WC最終戦で2位と調子を上げてきて、シーズン最後に頂点に立った。
女子1000mでは、初日の1500mに続いてドイツ代表のアニー・フリーシンガーが自身2つ目の金メダル。女子5000mでは、世界記録保持者のチェコ代表マルチィナ・サブリコヴァがただ一人6分台の6分58秒22のリンクレコードで優勝。今大会ですべてのリンクレコードが塗り替えられた。
また、注目は、カナダの女子選手の層の厚さ。シンディ・クラッセン抜きながら、クリスティナ・グローブ、クリスティン・ネスビット、クララ・ヒューズとオールラウンドスタイルの選手がひしめき合っている。日本においては、今回男子500mのメダル1個と惨敗とはいえ、男女の長距離人が大健闘した、平子選手の8位、穂積選手の7位入賞は日本の踏ん張りを見せた感がある。頑張れ!日本!
3日目は、女子500m、女子TP、そして注目の男子10000m。インライン組みからトリスチャン・ロイ、ロジャー・シュナイダー、そしてチャドが参戦も、3選手とも記録が伸びず、ちょっとがっかりの結果。注目は日本代表の平子選手。前走のドイツ選手のラップを参考に、32秒台で安定した滑り、13分41秒31を記録、8位入賞を果たした。おめでとう!優勝は、目下絶好調のスヴェン・クレマー、12分57秒71でMウェーブのRRを大きく更新した。
P1060341a.JPG

















世界チャンピオンと日本チャンピオン。タイトルマッチはいつになるのか?
2日目は、男子500mで、日本代表、山形県出身の加藤条治選手が、表彰台の一角をGET。何とか「お家芸」の短距離でメダル獲得が出来、日本の総監督も「ホッ」としておられるでしょう。女子3000mでは、リンクレコードラッシュ。上位4位までが0.89秒以内のタイムという激戦をカナダ代表のクリスティナ・グローブが4分5秒03で制した。
P1060029a.JPG話題は、ドイツ。初日女子1500mで優勝したドイツ代表で、「モデル」もしているアニー・フリーシンガー、綺麗ですよね、で、彼女のコーチが、10年前長野の大舞台で金メダルを獲得したオランダ代表のジアニ・ローメ。今年からドイツのナショナルチームのコーチに就任。グンダ・ニューマン、クラウディア・ペキスタインの抜けたドイツ・チームの底上げとしての起用。そのジアニが、長野に戻ってきた。オランダのTV局がダイジェスト版のニュースを流すほどで、その功績が非常に大きいものがある。その模様を1枚。逆にオランダのTVに写っちゃった。



P1050956a.JPG





















あっという間の10年のように思うのは、私だけ?
長野大会初日、女子1500mと男子5000mが開催された。女子は、ドイツのアニー・フリーシンガーが1分56秒06のリンクレーコードで優勝。
P1060086a.JPG

















続く男子5000mでは、世界記録保持者のスヴェン・クレマーが貫禄の逆転優勝。3月の長野の「重い」氷の上にもかかわらず、6分17秒24のリンクレーコード。
P1060230b.JPG






















最も注目したのが、オリンピック・チャンピオンのチャドとエンリコが11組で対決。序盤から29秒台、全ラップのバラツキが1秒以内と非常に安定した滑りを見せたイタリア代表のエンリコ・ファブリスが序盤からチャドをリード。日本人には到底まねの出来そうにないエンリコの滑り。あの大きな体をたたんで、顔の高さがお尻の高さ、股間よりも顎の方が低い。この姿勢を6分間。ラップのバラツキを少なくするようにトレーニングしていると言っている。いや~、これはなかなか出来ないでしょう。
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チャドも序盤食い下がるも、「長野の氷」に後半大きく失速。6分40秒と平凡な記録に終わってしまった。これは、8日の10000mへの力の温存???そんなことはないけど、どうしたんだろう。レース後は、厳しい表情退場したので、コメントはもらえませんでしたが、後日突っ込んで聞いて見ます。
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この迫力あるロジャーの滑り。アルミのブレードをパカパカ、下駄のように鳴らして滑る。それにしてもダイナミックな滑り。
P1060138a.JPG





















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