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27日オランダでは、全蘭スピード選手権が開幕。大会3連覇を狙うイレイン・ヴゥーストが幸先のいいスタートを切った。全蘭距離別で代表権を逃した痛い思いをバネに、最初の種目の500mでは40秒05で首位にたち、続く3000mでも4分09秒68で3位に食い込み、初日トップに立った。3000mの国内記録保持者で、イレインの最大のライバルとなるレナート・グローネヴォルドは、3000mで追い上げ、ポイントで0.3秒差の3位につけた。2日目は、イレインが得意とする1500mでどれだけ差を広げ、一方では、大会3度目の優勝を狙うレナートが最終5000mで巻き返しなるかが見所になりそうだ。
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男子は、大会3連覇、自身通算4度目のタイトルを狙うスヴェン・クラマーが、500mを36秒73で3位に着け、続く5000mではダントツのすべりで6分16秒77を記録し、初日首位に立った。2位には同走のヴォルター・オルデ・ヒューヴェルが1.33の差でつけているが、スヴェンの優位はほぼ確実になったといえよう。2006年大会に続いての表彰台を狙う元スプリントチャンピオンのエルベン・ヴェネマルスが500mで35秒82を記録してトップに立ったが、5000mで6分39秒93を記録、2位と0.076の僅差で初日3位につけた。
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