アンニー、復活！

６月末、オーストリアでの高地トレーニング中の自転車事故で右ひざを負傷し、手術したアンニー・フリージンガーが、先週末のベルリンで開催された世界スプリント選考会で復活。１０００ｍで、１分１８秒２３で優勝。５００ｍでも３９秒９３とまずまずのタイム。記録会には、ジェニー・ウルフらドイツのトップ選手が不参加ながら、来月１７日に開催されるモスクワでの世界スプリント選手権代表への残り１枚の切符が現実味を帯びてきた。

また、先週末は各地でアイスの大会が行われた。ドイツのインツェルでは、スイスとオーストリアの合同による世界スピード選考会が行われ、ロジャー・シュナイダーが、世界選手権代表権を獲得。ノルウェーでもハヴァード・バッコが完全優勝。オランダでは、ヘレンヴェーンで記録会が行われ、スヴェン・クレマーが、３０００ｍで、リンクレコードとなる３分４１秒４８をマーク、５００ｍでもエルベン・ヴェネマルス（３６秒１０）についで２位の３６秒８１の快滑を見せた。







←写真は、１２月１４日の記録会の時

ジョーィ・マンティァのすべり

ジョーィが自身のすべりのスローモーション・シーンを２分間のＹｏｕＴｕｂｅ掲示（↓）している。０９年開催予定だったヴェインフェルデン（スイス）のリンクでこの夏撮影したビデオの一シーン。あの足の筋肉は凄いね！

悔やまれる０．３２秒

大大大激戦となった男子３位争いは、大大大逆転劇が繰り広げられた。３種目目となる１５００ｍを終えた時点で、１０秒５６の差で３位につけていた佐藤克憲選手。最終種目の男子１００００ｍ、５組で滑走を終え、１４分１８秒４５を記録、同走の出島選手（１４分１０秒３４）についでゴールした。その時点で佐藤選手の貯金は１０秒５６秒。誰もが佐藤選手の３位を確定したかと思われたが、続いての最終組で、森哲平選手が懇親のすべりを見せた。最終ラップを３３秒０９と２０周目で最速ラップを叩き出し、１４分７秒５８でゴール。結果は、１００００ｍ走行タイム差がたったの０．３１６７秒という大逆転で、３位をＧＥＴした。もし、佐藤克憲選手が、たとえば、１５００ｍを１分５４秒８９と、０．０５秒早ければ。。。たった０．０５秒の差。

パワースライドの山本選手は、１５００ｍを１分５９秒７２で、３種目後の総合順位を４４位に落として、決勝レースとなる１００００ｍへは進出できなかった。総合優勝は、平子選手が１００００ｍを唯一１３分台となる１３分５９秒６１を記録、３年連続優勝。一方、女子では、最終４種目の５０００ｍで逆転した石野選手が、２年連続のＶを獲得。

来年４、５日苫小牧で開催される２月開催の世界スピード選手権の代表を決めるアジア選手権へは、男子は平子選手、出島選手、そして森選手、女子は田畑選手、穂積選手、小原選手が選出された。

さすがエディ

やっぱエディは凄いやつですね。でも、こんなことを日本でやったりしたら。。。ありえない光景ですね。

全日本選手権（伊香保”温泉”大会）

いよいよ始まりました、全日本選手権。初日男女各２種目が行われ、６０名がエントリーした男子は５００ｍ、５０００ｍの終了段階で、ＷＣ代表組の平子選手、出島選手が１位、２位。今季大躍進の佐藤克憲選手が５００ｍ７位、５０００ｍ５位で、７９．８４６点で、森選手、小林申太選手らを抑え、堂々の３位に着けています。パワースライド・ジャパンの山本選手は、一発目の５００ｍを意地の３９秒台（３９秒９８）をマーク、５０００ｍでは７分１２秒８８で、総合順位を３７位まで押し上げた。明日は１５００ｍ、そこで勝ち残れれば、１００００ｍとなる。