ＷＣ：ベルリン大会初日

男子５００ｍでは、先月の全日本距離別を制した長島選手が、３４秒９２で、堂々の初戦優勝！最初の１００ｍを９秒５４の最速で通過、そのまま後半のラップを２５秒３でまとめての完璧なレース！すばらしい！

そして個人的にかなり注目しているのが、男子５０００ｍ。圧巻なのが、オランダのスヴェン・クレーマー（写真：desg.de）。最終ラップこそ３１秒台に落ちたが、２９秒～３０秒をキープ、６分１５秒７４でダントツの優勝。２位に同組のノルウェー代表のハワード・バッコ。こちらもきちんと一律のラップを刻み６分２０秒０３。カール・ヴェルへイヒン、ボブ・ディ・ヨングとオランダ勢が３、４位。イタリア代表のエンリコ・ファブリスは、３週目からのラップを０．４秒のばらつきに抑える驚異的なリズム感で安定したラップを刻み５位に入賞。

そして６位には、アメリカのチャドが来ました！６分２５秒７７。日本代表の平子選手も流石です。６分３０秒を切る好タイムで１１位。この日２種目のシャニーは、６分２９秒９５で１０位。先の５００ｍでは、Ｂ組みながら、３６秒１３を記録した。

インライン組では、スイス代表のロジャー・シュナイダーが、６分３９秒４９、共にＢ組で滑走したフランス代表のトリスチャン・ロイが６分４６秒６５、パスカル・ブリアンドが６分５３秒３６でシーズンをスタートさせた。

ワールドカップ：ベルリン大会

いよいよ開幕。日程は以下の通り。
初日（７日）：女子５００ｍ、男子５００ｍ、女子１５００ｍ、男子５０００ｍ
２日目（８日）：女子５００ｍ、男子５００ｍ、女子３０００ｍ、男子１５００ｍｍ
３日目（９日）：女子１０００ｍ、男子１０００ｍ、チーム女子６周、チーム男子８周

女子５００ｍでは、ドイツ代表ジェニー・ウルフ、中国代表ワン（王）・ベイシンが共に３７秒７５を記録、０．３７秒の差で３位には韓国代表リ・サン・ハ選手、日本代表吉井選手は、０．７１秒差の４位となった。
 

オリンピックはシカゴで？

５日、アメリカ大統領選挙の結果を受け、第４４代大統領に「バラック・オバマ」氏が決まった。ということは、２０１６年のオリンピックは、「シカゴ」？？？先月３１日、先にプロ引退を表明した「高橋尚子」さんを、水泳の「北島康介」選手との「タッグ」として、招致大使に任命して、招致活動に拍車をかけようとしている東京だが、シカゴ出身のオバマ氏の大統領就任で、グッとシカゴに傾きかけた感じがある。ローラー競技が正式種目になるかどうかという業界の大きな節目、さてそれは、東京で？シカゴで？それともマドリード？リオ？開催地決定まで３３０日を割った。２０１６→東京開催→ローラー競技正式種目化→江戸川区ローラーリンク→日本での（ローラー界の）歴史の始まりが。。。微妙な感じ。

全蘭距離別選手権最終日

最終日３日目は、男女１５００ｍと女子５０００ｍ、男子１００００ｍが開催された。

男子では、スヴェン・クレーマーが中長距離３冠を達成した。最終種目となる１００００ｍでは、常時３１秒前半のラップをキープし、１３分９秒８４で優勝。２位にカール・ヴェルへイヘン、３位にボブ・ディ・ヨングが入賞した。女子５０００ｍでは、、レナート・グローネボルドが長距離２冠獲得。

接戦の１５００ｍでは、スヴェン・クレーマーの１分４５秒８１に続き、マーク・ツイタルト（１分４６秒０６）、サイモン・クイパー（１分４６秒３５）、エルヴェン・ヴェネマルス（１分４６秒６７）と上位が決定。女子は、ポーリエン・ヴァン・ドゥテコムが唯一１分１６秒台となる１分１６秒６６記録し、中距離２冠（１０００ｍ、１５００ｍ）を獲得した。以下が蘭代表。

女子

• 500 meter:
  Annette Gerritsen, Margot Boer, Thijsje Oenema, Marianne Timmer, Natasja Bruintjes.
• 1000 meter:
  Paulien van Deutekom, Annette Gerritsen, Natasja Bruintjes, Laurine van Riessen, Ireen Wüst
• 1500 meter:
  Paulien van Deutekom, Ireen Wüst, Marrit Leenstra, Elma de Vries, Laurine van Riessen
• 3000 meter:
  Renate Groenewold, Paulien van Deutekom, Lisette van der Geest, Gretha Smit, Diane Valkenburg.

男子

• 500 meter:
  Jan Smeekens, Simon Kuipers, Mark Tuitert, Stefan Groothuis, Beorn Nijenhuis
• 1000 meter:
  Stefan Groothuis, Erben Wennemars, Mark Tuitert, Simon Kuipers, Jan Bos
• 1500 meter:
  Sven Kramer, Mark Tuitert, Simon Kuipers, Erben Wennemars, Stefan Groothuis
• 5000 meter:
  Sven Kramer, Carl Verheijen, Wouter olde Heuvel, Bob de Jong, Ted-Jan Bloemen.

チーム・パーシュート

• Berlijn
  Dames: Paulien van Deutekom, Ireen Wüst, Renate Groenewold
  Heren: Mark Tuitert, Erben Wennemars, Carl Verheijen
• Heerenveen
  Dames: Paulien van Deutekom, Ireen Wüst, Renate Groenewold
  Heren: Simon Kuipers, Wouter olde Heuvel, Sven Kramer

全蘭距離別選手権２日目

２日目は、男女１０００ｍと女子３０００ｍが開催された。

女子３０００ｍでは、リンクレコード保持者イレーン・ヴーストがまさかのＤＱ。今季ルール改正がなされ、イン側のコーンへの接触（下画像参照）が”即時失格”（今までは”失格対象”）となったことで、ＷＣ前半戦の代表権を失った。優勝は昨季同距離優勝したレナート・グローネボルド（４分６秒９９）、２位には１０００ｍで優勝のホーリエン・ヴァン・ドゥエテコム（４分８秒４９）が入賞。






女子３０００ｍの前に行われた女子１０００ｍでは、ポーリエン・ヴァン・ドゥエテコムが１分１６秒６６、２位に同組同走で、前日の５００ｍで優勝したアンネッテ・ガーリッツェンが１分１７秒３４で入賞。期待されたのマリアン・ティマーは、１分１９秒１１と失速し９位、欄記録保持者のイレーン・ヴーストもタイムが伸びず１分１８秒０６で６位にとどまった。

男子１０００ｍでも。。。欄記録（１分７秒０７）保持者のべォーン・ニーヘンハウスがコーンを蹴ってしまい、失格。次組９組で滑走したステファン・グルーハイスが１分０８秒８２で優勝。同組のエルヴェン・ヴェネマルスが１分０９秒３４の２位に入り、昨日の雪辱を果たした。