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「マター・ウィル」の最大の特徴であるHCT(ホロー・コア・テクノロジー/中孔技術)をご紹介しよう。
「マター」の誕生には、いろいろな要素、目的が絡んでいるが、そのひとつに「軽さの追求」がある。新しい配合のレース用ウレタン樹脂の開発に成功し、それと合体するべきハブ(別名コア=ウィルの中心部分)の開発が平行して進められた。従来のハブは、「ソリッド」タイプ、つまり一体型成型のものが主流であったが、当初は素材的にも軽量化するには構造上の限界があった。
そこで発案されたのが、2枚のサブハブを張り合わせることにより、ウレタン内部に空間(中孔)を持たせる方法である。いわゆる、ハニカム構造の応用で、一見脆い(もろい)と感じるけれども、強度的には非
常に高い剛性を持つことが確証されている。加えて、ウレタン内部に中孔を施すことで、ウレタンの使用量を減らし、ウィルの重量を軽減することができた。同時に、ハブの中心でも中孔技術を採用し、全体で10~15%の軽減が実現した。「マター」の特徴は、それだけではなく、ウレタン内部のハブとウレタンの密着面を均一にすることで、力の伝わりを均一化することが可能になった。従来のハブでは、ウレタンとの密着面に穴を空けているため、ウレタン樹脂量のバラツキで均一性のアンバランスが生じていた。まさに、「マター」は均整化された円周のウィルである。
03年に「マター」がリリースされて以来、ウレタン配合、ハブの素材、加工方法、そして構造と着実に進化してきている。「より高速なウィル」を目的に研究された樹脂配合により「ジュース」を開発、より弾力性のあるハブ素材に導入、ウルトラソニック・ウェルディング・テクノロジー(超音波接合技術)によるより精密なサブハブの接合に成功し、EMTの導入によるより弾力性のあるハブ加工の実現など、「マター」は常に進化している。そして今年ISR技術を確立、ウレタンのぶれを軽減する技術を導入する。また、ルィジーノ・レーシングから姉妹ウィル「アンサー」が誕生する。乞うご期待あれ!
そこで発案されたのが、2枚のサブハブを張り合わせることにより、ウレタン内部に空間(中孔)を持たせる方法である。いわゆる、ハニカム構造の応用で、一見脆い(もろい)と感じるけれども、強度的には非
03年に「マター」がリリースされて以来、ウレタン配合、ハブの素材、加工方法、そして構造と着実に進化してきている。「より高速なウィル」を目的に研究された樹脂配合により「ジュース」を開発、より弾力性のあるハブ素材に導入、ウルトラソニック・ウェルディング・テクノロジー(超音波接合技術)によるより精密なサブハブの接合に成功し、EMTの導入によるより弾力性のあるハブ加工の実現など、「マター」は常に進化している。そして今年ISR技術を確立、ウレタンのぶれを軽減する技術を導入する。また、ルィジーノ・レーシングから姉妹ウィル「アンサー」が誕生する。乞うご期待あれ!
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